徳島新聞web版によると、徳島県教育委員会の調査で、2010年度に県内の公立小中学校を30日以上休んだ不登校の児童生徒は829人(前年度比47人増)だったことがわかったそうです。
内訳は、小学生がは165人(同17人増)。児童全体に占める割合は0.41%で、全国平均の0.31%を上回りました。不登校になった原因(複数回答)は、「本人にかかわる問題」が64.8%と半数以上を占め、次いで「家庭生活」33.9%、「学校生活」28.5%でした。
中学生の不登校数は664人(同30人増)で生徒全体の3.22%。小学生と同じく全国平均の2.75%を超える結果となりました。不登校のきっかけは、無気力など「本人にかかわる問題」が72%と最多で、続いて学業不振や友人関係などの「学校生活」が51.8%、親子関係や家庭内不和などの「家庭生活」が16.3%でした。
不登校の人数が増加している一方、学校に通えるようになった児童生徒もそれぞれ増えており、小学生は前年度より3人増の31人で中学生は67人増の216人だったとのこと。
また、教育委員会は9月から教育関係者や公募委員らで構成される委員会を設置する予定。不登校の原因や防止策を検討していくそうです。